過去ログ - 唯「私は、誰と恋をする?」 【百合シミュレーションSS】 Part3
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289:1です ◆duJq3nZ.QQ[saga]
2011/08/16(火) 18:55:05.51 ID:lX6HjqoP0

→B:遠慮がちに肩をゆすられる。
  な、なあに……? あ、あなたは……。


梓「……唯先輩?」


聞き慣れた、高くどこか幼い声に、唯は思い切り顔を上げる。
見ると、ツインテールの後輩が、戸惑ったような表情で唯を見ていた。
唯はぱっと顔を明るくさせ、満面の笑みを浮かべる。
それから数秒の間も置かずに、梓に抱きつこうとした。
梓は驚きの余り固まっていたが、すぐにはっとなり、横に移動して唯の進撃をかわした。


唯「ふええ……何で〜あずにゃーん……?」


唯はもう一度抱きつける体力は残っていないらしく、再びしゃがみこんでしまった。
少し口を尖らせ、ぽつぽつと言葉をぶつける。


唯「あずにゃ〜ん……久しぶりなのにー! ひどいよぉ」

梓「……久しぶりでもなんでも、抱きついていいなんていってませんっ」

唯「ぶーぶー。あずにゃんがいつにもまして冷たいよぉ……」

梓「……べ、別に! いつものとおりですよ」

唯「でも……何だかちょっと変だよー」

梓「……自分の胸に訊いてみたらどうですか」

唯「……ふえっ?」


唯は思わず返事をするが、梓はそれには答えず、そっぽを向いて唯と同じように座り込んでいた。
梓の言葉通りに、胸に手を置いて考えを巡らすも、何一つとして思いつかない。
むーん、と唯が苦悶の声を上げると、ようやく梓が振り向き、唯に訊ねた。




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