過去ログ - 唯「私は、誰と恋をする?」 【百合シミュレーションSS】 Part3
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32:1です ◆duJq3nZ.QQ[saga]
2011/07/28(木) 02:16:30.57 ID:JRBx9Veq0
顔だけドアに向け、扉が開くのを待つ。
足音はドアの前で止まり、どこか遠慮がちにこんこんとノックをした。
それから、ゆっくりとドアノブがひねられ、扉が開いた。


律「いちごー? えーと、大丈夫か?」


律の姿を認めた途端、唯は驚きで固まった。
律もドアノブを握りながら、目を大きくして唯を凝視している。


唯「り、りっちゃ……」

律「……いちごは?」

唯「いちごちゃん?」

律「……下で姫子に会って、いちごの見舞いにいくように言われたんだよ」


唯は、なんとか律と会話ができていることに心から安堵した。
律は、唯を見てから、何となく居心地が悪そうにしている。


唯「え……っ? あ、あれ、なんでだろ」

律「……なにが」

唯「だって、姫ちゃんはいちごちゃんを先生たちの部屋まで看病に連れて行ったから……」

律「は、はああ!? 姫子、あいつ何言って……お前は、なんでここにいるんだよ?」

唯「えっ? いや、姫ちゃんにここで待っているようにいわれたから……」

律「……あのヤロー……」


律が恨み事をこぼす様子に、唯も少し萎縮してしまう。
キイ、という音が聞こえてぱっと顔を上げると、律が躊躇いながらも後ろ足に歩を進めて部屋から出て行こうとしていた。


唯「あっ……」


唯は、思わず声を漏らした。


*選択肢*

A:「わ、私が頼んだの! りっちゃんと二人きりにしてほしいって!」
   全くの嘘だけど、ここで引き留めなきゃ姫ちゃんたちにも悪いよ!

B:「……りっちゃん、待って! お話ししたいよ」
   決めたんだもん。ちゃんとりっちゃんに伝えよう。

C:「……りっちゃん、ごめんね」
   思わずぽろり。すごく心が寂しくなる……。涙がにじむ。

D:「いつまでも怒んないでよっ! 話を聞いてよ!」
   どうして行っちゃうの? 少し強めに呼びとめる。

E:「…………」
   どう声をかけていいか分からない……もうだめなのかな……?

F:「りっちゃん隊員! 待つであります!」
   こういうときだからこそ、前みたいに……。




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