過去ログ - 唯「私は、誰と恋をする?」 【百合シミュレーションSS】 Part3
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373:1です ◆duJq3nZ.QQ[saga]
2011/08/29(月) 02:07:36.88 ID:Um09OLrk0

→C:「もう少し教室に残ろうかな。綺麗な夕日♪」
   ちょっと乙女チックになりたいときもあるよ。教室に残る。


唯は、自分の席からぼんやりと窓の向こうを眺めていた。
薄い水色をした空に、眩しくなるほどの夕日が顔を覗かせている。



唯「ふわー……綺麗」


唯は思わず感嘆の息をつきながら、ますます食い入るように見つめる。
いつも放課後は、部活に行くか、寝ているか、人と話しているかばかりだったので、こうしてまじまじと景色を見つめるのは初めてだった。


唯「……全然気づかなかったよー……」

唯「……なんかいいなぁ」

唯「……三年生の内に」

唯「……卒業するまでに……気づけてよかったなあ……」


心の内を、そのまま声に出すと、なんだか鼻の奥がつんとしてくる。
唯は鼻の頭を擦り、ほんの少し鼻をすすった。
満ち足りているけれども、どこか胸が詰まるような、そんな心地がしていた。


唯「……夕日さん綺麗……」

唯「…………」

唯「……早く帰ろう」


なんだか、それ以上は直視してはいけないような気がして。
唯は、窓から視線を外し、鞄をまとめ始めた。
ふと、人の気配を感じ、振り返る。


*選択肢*

A:すぐ後ろに立っていた。
  わっ! なあに?

B:黒板の前にいた。
  あっ……。

C:ドアの前で立っていた。
  わ、そんなところで……。



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