過去ログ - 唯「私は、誰と恋をする?」 【百合シミュレーションSS】 Part3
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476:1です ◆duJq3nZ.QQ[saga]
2011/09/03(土) 01:52:56.41 ID:7Jga1I6t0

→E:「やっぱり言っておいた方がいいかな……?」
   思い切って、憂に外出することを伝える。


唯「……下手にごまかしても、かえって憂を傷つけちゃうかもしれないし……」

唯「うん、ちゃんといいにいこうっと」


思い立ち、唯はそのまま部屋を出て階段を下りて行く。
台所には、無駄のない動きで着々と夕食の準備を進める憂の姿があった。
いつもどおりの温かい風景に心休まるのを感じながら、唯はその背中に声をかける。


唯「ういー、ちょっといいー?」


すると、憂はぴくっとしてから振り返り、唯の姿を認めるとにこりと微笑んだ。
少し笑顔に陰は感じられるものの、いつも通りの憂の反応だった。


憂「……どうしたの、お姉ちゃん? 夕飯ならもう少し待っててね」

唯「そっか! じゃあ待ってるねー。……はっ! じゃなくて、行く前に憂に伝えておこうと思って」

憂「……行く前に?」

唯「うん、今からちょっとだけ出かけたいんだけどいい? 夕飯前には戻るよ!」

憂「……うん、いいけど……」


そこで言いよどむ憂に、心配そうに首を傾げる唯。
少しして、ぽつりと言葉をこぼす。


憂「……お姉ちゃんがこんな時間に出かけるのって、珍しいね……」

唯「んー、うん、ちょっとね〜」

憂「……あの、お姉ちゃん」

唯「うん?」

憂「……誰かに、会いに行くの?」

唯「う、うん。そんなとこかなぁ」


律と一時仲違いしていたことを憂が知ったら、心配するだろうと思い、唯は思わず言葉を濁した。
憂の顔の影が少し濃くなっていく。


憂「……そっか。……うん、分かったよ。いってらっしゃい。あんまり遅くならないでね」

唯「うん、早く帰るからね! じゃあ行ってくるね、憂」


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