過去ログ - 唯「私は、誰と恋をする?」 【百合シミュレーションSS】 Part3
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◆duJq3nZ.QQ
[saga]
2011/09/05(月) 00:57:23.36 ID:NUpxWQ2Z0
→C:ぼふんっ。
ん? ソファーの裏から音が聞こえてきたけど……。
唯「うん? 何の音だろう?」
背後のソファーから、バウンドするような音が聞こえ、唯は思わず振り向いた。
しかし、そこから見る限りでは、特に変わったところはない。
背もたれから、わずかにギー太がはみ出しているのが見えるだけだ。
唯「……気のせいかな」
唯が気を取り直して下敷きを振っていると、今度は何かがこすれるような音がした。
ぴくっと唯は反応し、下敷きであおぐ手を中断する。
唯「な、なに!?」
よく耳を澄ませてみると、わずかに息遣いも聞こえる。
唯はごくりと唾を飲み込み、正体を確かめんと、音を頼りにソファーへと近づいて行った。
部室のドアや、机からも死角になっているところに、何かが寄りかかっているようだ。
意を決して足を踏み込み、寄りかかっているものを視界に入れた。
見るなり、唯は驚きの余り目を丸くする。
唯「……り、りっちゃん!?」
そこには、ソファーのひじ掛けのあたりに頭をもたれるようにして、地面に尻をついてすやすやと眠る律の姿があった。
胸を規則的に上下させ、鞄を膝の上に置いて、安らかな表情をしている。
唯(もしかして、りっちゃんが部室の鍵を開けていたのかな?)
それを証明するかのように、律の手には部室の鍵が握られていた。
唯「ま、まさかりっちゃんがいたなんて……気づかなかったよぉ」
困惑する唯を前に、律は相変わらず気持ちよさそうに眠りについていた。
*選択肢*
A:律を起こす。
B:律を起こさないで、そのまま作業を続ける。
C:律を起こさないで、全て着て教室に戻る。
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