過去ログ - 唯「私は、誰と恋をする?」 【百合シミュレーションSS】 Part3
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◆duJq3nZ.QQ
[saga]
2011/09/11(日) 03:24:17.37 ID:oHP1UfUW0
→D:「わたし、ユイーさん。いまあなたのうしろにいるのぉっ!!」
薄暗い空模様、放課後。うふふ、最高のシチュエーションだね! 澪を驚かす。
唯はにんまりとし、何やら企んでいるような表情になった。
抜き足、差し足でそろりと歩み寄りながら、声をか細くする。
唯「……わたし、ユイーさん」
蚊の鳴くような声でぽつりと言う。
すると澪の肩が大げさなほどに縮みあがった。
唯「いま……あなたの……」
とん、とん、と近づきながら徐々に声を太くしていく。
澪は縮こまらせた体制のまま、固まったように動かない。
唯「…………うじろにいるのぉおおおっ!!」
澪「ぎゃあああああっ!!!!!」
唯が唸り声を上げると、澪は頭を抱えて絶叫した。
しばらくそのままの体勢で固まっていたが、ふとした拍子に蹲り、耳を両手でふさぎながらぶつぶつと呟き始める。
澪「……ぃやだよこわいよぉ、やめて、やめてよぉ、ごめ、ごめんなさぃ、こわ、こわいよぉやだよこわいよっ……うっ、ふあっ、ふぐっ」
唯「み、澪ちゃん?」
澪「うっ、ぐすっ、ふ、えええええんっ」
唯「えっ、えっ、み、みおちゃんっ!?」
弱弱しい声で何事かを言ったかと思うと、突然澪が弾かれたように泣きだした。
ひっ、ひっ、としゃくりあげながら、目じりからはぽたぽたと絶え間なく涙が零れ落ちている。
澪がここまでになってしまうとは思いもよらなかった唯は、困惑しながら頭を抱え込んだ。
*選択肢*
A:「じゃ、じゃーんっ! どっきりでした〜! あ、あははは……」
うそ、うそだから澪ちゃん泣きやんで! 必死に取り繕う。
B:「ご、ごめんなさいいい!! 全部私の仕業ですっ!!」
あの凛とした澪ちゃんをこんなにしちゃった……。勢いよく頭を下げる。
C:「み、澪ちゃん! 私だよ! 唯だよ、分かる?」
とりあえず澪ちゃんを泣きやまさなきゃ……ここに私がいるよ!
D:「大丈夫? 澪ちゃん……私がいるから大丈夫だからね!」
まずは落ち着かせないといけないしね。……驚かせたことは内緒にしとこう。
E:「ど、どうしよう……でも、どうすればいいか分かんないし……」
不安でおろおろ。とりあえず、自然に泣きやむまで待とう……。
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