過去ログ - 唯「私は、誰と恋をする?」 【百合シミュレーションSS】 Part3
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973:1です ◆duJq3nZ.QQ[saga]
2011/09/29(木) 01:40:41.97 ID:wqJLCECx0

→C:「ひいいっ? な、なに?」
   なんかよく分からない雄叫びが聞こえてくる!? 声のする方へ。


そのとき、唯の思考を遮るように甲高い声が耳に聞こえてきた。
悲鳴のような唸り声のような、得体のしれない音に唯は思わず体をぶるりと震わせる。


唯「ひいいっ! な、なななななにっ!?」

澪「ど、どうしたんだ唯?」


いきなり両耳に手を当てて体をすくめる唯を、澪が心配そうに見つめる。
降り続く雨音のためか、澪には今の音が聞こえなかったようだ。


唯「い、いま変な叫び声が聞こえてきたんだよぉ!」

澪「えっ……いや、こ、こここんなときに冗談言うなよ唯……なあムギ?」

紬「うん……私も聞こえなかったけど……」

律「あははっ、唯の冗談もまだまだだなー」

唯「ほ、ほんとだよ! 金切り声みたいな悲鳴が……」

澪「や、やややややめろよおおおっ!!」


唯の言葉に、澪は思わず恐怖の声を上げた。
なおも説明しようとする唯を、律は呆れたような目で、紬はわくわくしているように、そして澪はプルプルと震えながら固く目をつぶっていた。
すると、ひょいと梓が下駄箱の陰から姿を現した。


梓「もう靴はきましたよー。……あれ、先輩達まだですか?」

律「唯の怪談話に付き合ってたんだよ」

紬「うふふ、なかなかスリリングだったわ」

唯「ほんとだよう……すっごい悲鳴が」

澪「だからやめろよおお!!!」

梓「……だいたい何となく事情は呑み込めました」

唯「ほ、ほんとっ!? あっずにゃーん!」


唯が期待を込めた目で梓を見つめると、梓は軽くそれをいなして答えた。


梓「唯先輩、ふざけていないで早く帰りましょう」

唯「な、なんでええ!!」

律「だな。ほら、澪も早くしろよ」

澪「うう、う……」

紬「あらあら」


次々と靴に履き替えていく四人を少し恨みがましく見つめながら、渋々とギー太を背負いなおした。


*選択肢*

A:「ちぇー。わかったよう……」
   ぶーぶー。皆ひどいよう。でも雨がひどくならないうちに帰った方がいいかな?

B:「本当に聞こえたんだよっ! 皆もちょっと来てみてよ!」
   こうなったら何が何でも皆を信じさせるしかないよね!

C:「むー! じゃあ私、確かめに行ってくるもんね!」
   声の正体を突き止めに行くもん! 誰にも止められないよ!




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