67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:51:51.61 ID:0bTRCMGX0
女勇者「戦士……」
女戦士「外に出たとして、おまえみたいなガキに何が出来る」
少年「……魔物と、戦ったり……」
女戦士「過去に戦闘経験は、あるのか。どうなんだ」
少年「……」
女戦士「いいか、この世界には『知らないもの』が虎視眈々とおまえを狙っている」
女戦士「……傷は痛い。血が出すぎれば死ぬ。毒をもらう事だってある」
女戦士「どれだけ身体を鍛えても、魔法で受けた痛みは和らぐ事は無い」
女戦士「そして森に、海に、切り立つ山々。旅の途中でも――そして、敵は魔物だけとは限らない」
女戦士「おまえの決意は立派だが、ここまで旅をして来たあたしらには言葉では示せない」
少年「……おれは……」
魔法使い「ま、十年早いですわね。立派な殿方に成長したなら愛人くらいにはしてさしあげますわ」
僧侶「あはは……この色ボケ勘違いはさておき、今の気持ちを大事にしていれば、君はきっと強くなれますよぉ」
僧侶「戦士さん、一番世話焼きなんだからぁ。興味無いなら声もかけないもんねぇー」
女戦士「……あ、あたしの勝手だろ」
魔法使い「僧侶さん、先程の台詞、どなたについて仰ったのかわかりませんが……ちょっと来て下さいまし」ビキビキ
少年「……」
女勇者「……ごめんね。君を仲間にする事は出来ないけど、きっと救ってみせるから」
女勇者「この、かけがえのない世界を。……だから、待ってて!」
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