37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 16:13:48.92 ID:DNOa7QlF0
物色を終えたバビル2世は恭介とさやかのいる病室を目指した。
またもがらりと無造作に扉をあけると、当然のようにさやかは驚愕し、恭介は怪訝そうにする。
恭介「君は、いったい……」
さや「あ、あ、あ、あ…………」
バビル「『僕は医者だ。ここにいても不思議に思わない』」
恭介「なんだ……お医者様か……」
さや「なら別に不思議じゃないか……」
バビル「魔法少女候補には催眠術は効くようだ。耐性があるのはアレが死体だというのと関係してるのか?」
バビル「まぁいい。今は輸血だな。やりすぎには注意せねば」
バビル2世は先ほど拝借した注射器で自分の血液を採ると、恭介の腕に注射した。
彼の血液を大量に輸血されたものは、彼と同じ能力を受け継ぐことができる。
過去にアメリカCIAがその血で大量の能力者を作り出した時、バビル2世はその能力者達と血みどろの死闘を演じ、
これらをすべて始末してまわったことがあった。
しかし、量を少なく絞れば、一時的に彼の治癒能力の恩恵だけを受けることができる。
過去にもそうして飛行機事故にあった大量の重傷者を治療した経験がある。
もっとも、彼らもCIAの能力者に皆殺しにされてしまったわけだが…………
まったくもって不吉な血である。
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