過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
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233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/08/09(火) 23:53:22.88 ID:baUWBQyL0
上条は何とか致命傷は避けていた。
と言っても、左脇腹には剣がしっかり貫通していた。

上条(けど……これで……剣は掴んだ……!)

上条は今、しっかりと剣を左手で抑えている。あとは右手を添えれば剣を打ち砕けるはず。

上条「これで……剣はもう使えねぇぞ!」

上条は右手で勢いよく剣に触れたが――

何も、起きない。

上条「な……んで……」

アックア「何か勘違いしているようであるが、この剣は何の変哲もない“ただの剣”である」

上条「嘘……だろ……」

上条はこの剣のおかげで、超人的な動きが出来るのかと思っていた。
そう思うのも無理はなかった。彼は世界大戦後に、土御門から
色々な人の状況を教えてもらったのだ。その時に、アックアに関してはこう聞いていた。

土御門『アックアは「聖人」の力を失った。今ではただのマッチョなおじさんって訳だぜい』

だから、きっと武器のせいで体が強化されていると思ったのだ。
いや、そんな事全く関係なかったとしても、武器はどうせ魔術的要素が絡んでいると思ったのだ。

しかし、これがただの武器だとするのなら
アックアは何故こんなにも超人的な動きが出来るのか。

アックア「……不思議そうな顔をしているのであるな。何かおかしいところがあるのであるか?」

上条「おか……しい……だろ……その動き……普通の人間……じゃない……」

アックア「そうか。私が『聖人』の力などを失ったにも関わらず
     この動きが出来ることに疑問を抱いたのであるか」

アックア「答えは簡単なのである。カーテナ=セカンドの欠片から
     力の一部を借りているだけなのである」

上条「そんな……裏技が……あったのかよ……」

アックア「武器が普通の剣である理由は、貴様の右手に対抗するためである」

そんなアックアの言葉も、剣を突き刺された状態で、最早意識すら朦朧として
思考も出来ない上条には聞こえていなかった。



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