過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
1- 20
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/08/10(水) 00:01:48.46 ID:25u0vCuc0
削板(油断も隙もねぇな!)

削板は改めて根性を入れ直す。しかし、削板にはそんな時間はなかった。
ビルを突き抜けながら吹き飛ばされたにもかかわらず、服が多少汚れ破け
額から血を流す程度の傷しか負っていない騎士団長が、削板の後方に居たからだ。

騎士団長「『武具重量』!」

フルンティングが縦に振るわれた。削板はそれを何とか白刃取りで受け止めるが
その剣は、その大きさからは考えられないほどに、圧倒的に重かった。

削板(ぐ……おお……!)

頭の真上で白刃取りしていた削板は、このままだと頭が剣で切り裂かれてしまうと
考え、せめて被害を最小限に留めようと、剣ごと白刃取りしている手を徐々に左へずらしていく。
その間に重さに耐えられなくなって、ついにフルンティングが左肩に触れた瞬間――

騎士団長「『切断威力』!」

スパッ!と、浅いながらも、削板の左肩が切り裂かれた。

削板「ぐあ!」

削板には多少の悶絶と、多大な困惑があった。
削板は心臓をはじめ、体中に銃弾を撃ち込まれようが、アイスピックで刺されようが
『痛い』程度で大したダメージを受けない。オッレルスの『北欧王座』ですら2度耐えた。
そんな自分が、切り裂かれた。とりあえず削板は、音速で距離を取る。

騎士団長「『移動速度!』」

しかし騎士団長は、その速度に追いついてきた。

削板「く!」

騎士団長「『切断威力』!」

そして再び、万物を切り裂く一撃が、今度は首目がけ水平に振るわれた。

削板「おお!」

削板はそれをしゃがむことで回避。そして反撃のアッパー。
騎士団長はそれを『武具重量』で迎え撃つ。

ゴドン!と削板は地面に叩きつけられた。騎士団長も吹き飛ばされはしたが
障害物が何もない真上に吹っ飛んだだけなので特にダメージは無し。

削板「ごほっ!ごほっ!」

地面に叩きつけられて、血を吐きながら咳き込んでいる削板に
騎士団長は、またしても『武具重量』で隕石のように落下してくる。

削板「おおっ!」

削板は即座に前方に転がり、騎士団長の一撃を避けた。
騎士団長の一撃は、騎士団長を中心に、半径100mほどの地面にヒビを入れ
辺りには莫大な煙を立ちこませた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
524Res/591.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice