過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
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475:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/09/12(月) 17:38:38.73 ID:Ih+JMOPW0
イタリアのミラノ とある民家

保護された子供達「……」

フィアンマ「元気ないな」

ヴェント「仕方ないわよ。オッレルスとシルビアがいなくなってはしゃげるはずない。
     しかも死体も見つからなかったから、葬式もあげられないし」

フィアンマ「特にあの女の子が酷いな」

ヴェント「オッレルスに1番懐いていた子ね」

フィアンマ「どうしようか……」

ヴェント「下手に元気づけるよりは、ここは放っておいた方が良いかもね。
     それに子供達なら大丈夫だよ。オッレルスから教わった事、どんな事があっても
     生きる希望を失ってはいけないってこと、分かってるはずだから」

フィアンマ「もっと強くなる必要があるかもな……どんな災厄からも守り抜くために」

ヴェント「でも魔術サイドは滅亡して、もう戦争なんて起こる事ないだろうから
     強くなる必要はないんじゃない?私達に出来るのは、この子達の側に居てあげる事なんじゃない?」

フィアンマ「土御門から聞いたんだ。魔術師は俺様達を含めて『7人』残っていると」

ヴェント「え−っと、その土御門って言う奴と、天草式の五和って奴と私とあなた。
     あと3人か。偶々生き残ったんじゃないの?しかもそれがどうしたって言うの?」

フィアンマ「まあ順を追って説明する。偶々と言うか、3人のうちの1人は闇咲逢魔という流れの魔術師らしい。
      天草式と同じく日本人の上に、学園都市の近くに住んでいたから
      ローラも簡単に手が出せなかったのだろう。わざわざ1人の魔術師の為に日本に潜入するのも馬鹿らしいからな」

ヴェント「あとの2人は?」

フィアンマ「それが問題なんだ。神裂火織、アックア、シルビアはこの戦争で命を落とした。
      大天使の為に合計15人もの『聖人』が生贄にされた。だが『聖人』は全部で20人。
      あと2人いる計算になる。ローラでも手が出せなかったか、あるいは別の理由があったかは定かではないが
      とにかくそういう2人がいる」

ヴェント「だから偶々生き残っただけじゃないの?てかそれが私達に何か影響でもあるの?」

フィアンマ「でなきゃ、こんな説明はしない。土御門から聞いた話によると
      そいつらは『強い奴と戦いたい』とかいうイカれた思想を持ち合わせているらしい。
      つまり俺様達を狙う可能性もある」

ヴェント「はぁ?何それいい迷惑なんだけど。てか何で土御門がそんなこと知ってるの?
     それに『強い奴と戦いたい』という目的なら、なんで戦争に参戦しなかったの?」

フィアンマ「順に回答していくと、土御門はアレイスターに巻物を託されたらしい。
      そこに書いてあったんだと。そして戦争に参戦しなかった理由は……」
      
ヴェント「理由は?」

フィアンマ「悪魔との融合の儀式をしていたらしい。だから戦争には参加できなかったんだ。
      これも巻物に書いてあった事らしいが」

ヴェント「え?」

フィアンマ「ただその『聖人』2人の正確な特徴とかは一切説明が無いらしい。
      アレイスターの野郎の考えている事はよく分からん」

ヴェント「結局、要約するとどういうことなの?」

フィアンマ「悪魔と融合するほどの実力者が俺様達に牙をむくかもしれない。
      そいつらに対抗できるよう、俺様達も強くなるしかないってことだ」



悲しみを乗り越えた者。いまだにもがき苦しみ続ける者。
勝ちとった平和に幸せを噛み締める者。確かな目標を定めた者。
世界は新たなる局面に向かって廻り始めた。



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