過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
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(北海道)
[saga]
2011/09/12(月) 17:53:39.40 ID:Ih+JMOPW0
垣根「お前さ、何甘ったれてんだ?」
上条「うるせぇ。テメェに俺の辛さが分かってたまるか」
垣根「ああ分かんねぇよ。だからどうした?」
上条「あ?」
垣根「確かにお前は不幸かもしれねぇ。けどな、そんな人世界中にたくさん居るんだよ。
身近で言えば、一方通行と『超電磁砲』は妹達を失った。それでも
あいつらは、テメェみたいにグレてねぇ。頑張って1歩を踏み出している」
上条「それが何だ?他人が不幸だからって、俺の不幸が軽くなる訳でもねぇし。
それに俺の不幸の質は、次元が違う。何を隠そう、インデックスの記憶を奪ったのはこの俺なんだから!」
垣根「それこそ、それが何だ?だな。そんな不幸自慢して何になる?
大体まだ生きているだけいいじゃねぇか。
たとえその人が、お前の事を何とも思っていなくとも、生きている事実さえあれば」
上条「良くねぇよ。俺はこの手で、あいつを抱きしめたい。
何で……ここまでやってきたのに……俺はよぉ!」
垣根「あとよ、あの女。物凄く辛そうだった。自分の事を“代わり”って言ってた」
上条「ああ、インデックスの記憶が戻るまで一緒に居てくれると言うから、言葉に甘えただけだよ」
垣根「ふーん。お前最低だな」
上条「何が!」
垣根「見ただけで分かる。あの女、お前の事を本当に好いている。
お前はそんな女の気持ちを踏みにじるのか?」
上条「“代わり”で良いって言ったのはあっちの方だ。
精神的に弱っているときにそんな事を言われたら、甘えたくなるだろ。
……正直、そういうやらしい考えがあったと俺は思っている」
垣根「それがどうした?確かに、そういう図々しい魂胆はあったかもしれねぇ。
だがそれは100%の内の1%にも満たねぇだろうな。99・99%は心からお前を支えたいと思って言った事だろう。
それでも、お前はそんな女の気持ちを踏みにじるのか。八つ当たりをして傷つけるのか!?」
上条「他人の人間関係に、土足で踏み込み過ぎなんだよ。俺は“今のところ”インデックスが好きなんだ。
誰にどう思われようとも、“今”だけ一時的に支えてもらって、インデックスが戻ってきたら、インデックスと一緒に居たい」
垣根「そこまで言うなら、もう何も言わねぇよ。ただ1つだけ覚えとけ。
あの女は“今”はお前の女なんだ。せめてその“今”の間ぐらいは、あの女を泣かせるんじゃねぇぞ。
泣かせたら、俺がお前を殺す」
上条「分かったよ。けど、お前にそこまで言われる筋合いは無いね」
垣根「ふん」
垣根は襟から手を離し、上条の部屋を後にした。
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