過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[saga]
2011/07/30(土) 20:58:39.53 ID:6MLEAleW0
そうして神裂が刀を失って、純粋な肉弾戦に入ってから10分が経過した。
神裂は、攻撃を防ぎ続ければ体力が切れて勝手に自爆してくれるだろうと、たかをくくっていた。
だがそのテレポートと体術のキレは一向に落ちなかった。
神裂「あなたは10分間、全力で動きっぱなしだというのに、何故いまだにそこまでの動きが
出来るのですか!?」
白井「――!」
神裂の問いに白井は答えない。否、答えないのではなく
あまりの集中力で神裂の声が聞こえていない。
神裂(彼女の原動力であろう、あの電撃少女は、そこまでの人だと言うのですか!?)
白井の攻撃、反応速度は衰えるどころか、徐々に激しさを増していく。
神裂(この私が押されて!)
ついに白井の拳が、神裂の頬を掠めた。
神裂(くっ!)
神裂の攻撃は一向に当たらない。対して白井の攻撃は掠り始めている。
神裂(このままでは……仕方ありません!)
神裂は敢えて白井の拳を受ける。その代わり白井の拳をしっかり掴んだ。
神裂(捉えました!)
しかしそれは間違いだった。1秒後、視界が変わった。
正確には、視点が低くなった。まるで背が縮んだような感じだ。
その答えはすぐに分かった。
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