過去ログ - 番外固体「病み止めさん」
1- 20
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/07/28(木) 23:15:32.81 ID:cERe2Nkx0

キッチンに入ると、すでに食事が用意されている。サラダや汁物、飲み物やご飯と共に、コロッケが二人分テーブルに置かれていた。この量の料理を、この小さい少女が一人で作ったわけではないだろう。彼女にはその知識も無ければ、経験も手際も無い。


「番外固体は今日はいねェのか?」

「なんか調子が悪いって言って帰っちゃったの、ってミサカは残念そうにこぼしてみたり」

「そうか」


おそらく、番外固体もいると思ったのだろう。どちらかというと、少女よりも一方通行のほうが残念そうな顔に見えた。それを察知してか、少女が言った。


「あのね!今日のコロッケはミサカが作ったんだよ!ってミサカはミサカは自慢げに胸を張ってみたり!!」

「あァ?食えンのかよ、それ」

「もっちろん!特にアナタのは特別製なんだから!ってミサカはあなたにお食事を急かしてみたり!」


はいはい、と適当にあしらうころには、彼の表情はいつものものに戻っていた。


「おら、飯にすンぞ。冷めねェ内に食ってやるから、手ェ洗って来い」


はーい、と素直な声を出し、少女は洗面所へと走っていく。それを目で追った後、一方通行は家用の杖をつきながらキッチンの流し場で手を洗う。うがいを追え、手を拭いたところで少女が舞い戻り、二人は席につき、食事が始まる。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
474Res/235.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice