32:カロリーメェト ◆9OFSweNwT6
2011/07/30(土) 02:17:26.10 ID:cdJkpsgg0
打ち止めは手探りで”それ”を探る。
”それ”は変わらずじっとりと濡れ、
肌に刺さるような硬さと共に、在った。
そっと、手で掬う。
「うふふ」
打ち止めは”それ”を−− 一方通行の唾液と、生ごみの汁に塗れた自らの髪の毛を −−愛おしそうに見つめ、
そして、頬ずりした。
「うふふ」
彼女がいるその部屋は、再び動きを止めていた。すべてが生気を失い、すべてが静かで、そしてすべてが死に絶えた空間がそこには戻っていた。
その中を、打ち止めの恍惚とした声だけが、ゆらゆらと漂っていた。
「うふふ」
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