過去ログ - 「誰でも一度はヒーローになりたがるよな」
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14:(1+1=1)=発明王[saga]
2011/07/29(金) 15:20:51.30 ID:9ZmdQgJIO
四ヶ月もの間あんな情けない上司に仕えて来たのかと悔やむ間もなく、汚物男との距離は縮んでいく。
クビになるか汚物を払うか考えた結果、今の結論に落ち着いたのである。
汚物男のすぐ近くまで来た。凄まじい悪臭に一瞬目眩を起こしそうになるが、口呼吸に切り替えることでなんとか体裁を保った。
汚物男は虚ろな目でドリンクコーナーの前に立っている。
よし、今だ。

「あの、お客様、少しよろしいですか?」

口で息を吸っているせいででてくる奇妙な声で汚物男に声をかける。
だが、汚物男は安斎の声に全く反応しなかった。

「あの、お客様……」

再度声をかけたときーーーー

汚物男が安斎の方へ振り向いた。虚ろな目で安斎を捉え、睨みつける。

「あ……」

こいつ、やべえかも。

汚物男が安斎のシャツの襟を掴み、腕を上げた。

次の瞬間、安斎の身体が2メートル先のカウンターへと突っ込んだ。






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