11: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/29(金) 08:51:42.39 ID:kQbivQgpo
・・・
「何か……色々凄い人でしたね」
天田乾は最初に思った感想をそのまま口にする。
コロマルはそんな天田に寄り添い、不安げに鳴いた。
「……結局、俺達はどうしたらいいんだ?」
伊織順平はこれからについて考えを巡らせるが、分からない。
それもそのはず、まだ何も分かってないのだから、動き方が分かるはずも無い。
「それに関しては、桐条グループが色々調べてみよう。それよりも、私達自身はそうだな……」
桐条美鶴もまた、自分自身のこれからについて考える。
とはいえ戦いから長らく離れていた為、勘も取り戻せていないだろう。
ペルソナが使えないにせよ、体を鍛えるくらいはした方がいいはずだ。
「俺はいつもと変わらずトレーニングだな。だが、お前らは受験勉強もしっかりしろよ?」
既に大学生である真田明彦には関係の無い事だが、この中に3名程受験生が居る。
「うわ、先輩嫌な事思いださせないでくださいよ……」
せっかく頭の隅っこに追いやってたのに、と岳羽ゆかり。
最近は勉強ばかりだったが、久々に弓を持って来なければならないだろう。
睡眠時間、減るなあとしみじみ呟いた。
「私はその……頑張ります!」
能力の特性上、ペルソナを出さねば意味が無い山岸風香は、
とりあえず頑張る宣言をしてみたものの、何をがんばればよいのか。
「なら私も、しばらくラボにこもりましょうか」
最後に、アイギスは体内の武器を調整するべく、ラボにこもる事にした。
「あ!なら私もアイギスのお手伝いします!」
それなら出来る、出来ますやらせてくださいと、山岸はすごい勢いでアイギスに迫る。
アイギスは諸手を挙げ、それを歓迎することで、今後について考えさせられたこの一件は収束を迎えた。
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