過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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115: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/03(水) 16:45:40.84 ID:7f7kD3/0o
・・・

召喚器が奪われた、とはいえ学園都市の技術力の高さを一度は見ておきたい桐条美鶴達は、
どうやら3日目以降にこの学園都市に来るらしい。

そんな訳で初日と2日目は本当に何もすることが無い。
一方通行はいつものファミレスでコーヒーをすすりながら、今後の予定について考えを巡らせる。

目の前では、打ち止めと意気投合するクマ。
一方通行の隣では布束砥信と共に新たなミックスジュースの作成を試みる9982号。

なんだか、ファミレスの外では大覇星祭だと言うのに、こちらではいつもの光景が広がっていた。

「また新しいお客様が増えていらっしゃいますね」

そう声をかけてきたのは、いつも、いつものファミレスで働いているいつもの店員だった。

茶色のショートヘアにクリっとした目。身長は御坂美琴や9982号よりも一回り小さく、
下手すると小学生にも見間違われそうと言った外見を持つ彼女であるが、
本当にいつもファミレスでバイトしているので、ひょっとしたらもう高校すら卒業しているのかもしれない。

「あァ、明後日あたりまた新しいの連れて来るかもなァ」

「……ここ最近、急速にお客様の新たなお友達が増えてきてますね……」

こちらとしては非常に売り上げに貢献して下さってるので、有りがたいのですが。と店員。
確かに、何だかここ一月かそこらで急激に人と関わりを持っている。
とてもじゃないが、今までの学園都市第一位の姿とは思えない。

「なンでだろォな」

一方通行自身も、何故かはわからなかった。
そんなことより、と一方通行はジロリと店員を見やる。
店員はどこからか椅子を引っ張ってきて、その椅子にちょこんと座ってソーダをすすっていた。
明らかに客側として馴染んでいる。とはいえ恰好はウエイトレスなので、サボっているようにしか見えない。

確かに、まだ朝と言う事もあり、客の姿もまばら……というか一方通行達しかいない。
外では父兄達がパンフレットを広げながら、我が子の雄姿をどこでなら最も間近で見られるのか、と右往左往しているというのに。


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