146: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/05(金) 08:51:43.75 ID:4IO9WEvBo
棒倒し、と言う事ですべき任務は二つ。
殲滅と、敵方の棒を倒す事。
……ではなく棒を倒す側と棒を倒させない側の二種類。
『能力』の有無でハンデを背負っている彼らは、防御に回っている余裕はない。
故に最初からクライマックス、攻撃が最大の攻撃と言わんばかりの戦力の大半を攻撃につぎ込む突撃。
これが本当に戦争だったら愚の骨頂とも言うべき選択肢だろう。
しかし、それしか選択肢が無かった。例え他の作戦が有っても、これしか選ぶつもりが無かった。
無能力者の底力を見せつける。
彼らの頭の中は、それだけで埋め尽くされていた。
「「「おおおおおおお!!!!」」」
兵達は自然と声を張り上げていた。
先程からそうなのだが、たかだか体育祭の棒倒しごときに一体何をそんなに、と思うだろう。
しかしここは学園都市。
ただもみくちゃと押して押されを繰り返して棒を倒す、等と甘い事は言っていられない。
上から下から右から左から、能力の数々が人の代わりに押し寄せてくるのだ。
気合い入れて声を張り上げないと、不意に一撃を喰らった時に立ちあがれなくなる。
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