209: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/10(水) 08:33:50.41 ID:ZVqRrhcAo
「体操服の予備ってのは保健室にあるのが相場で決まってるもんだにゃー!」
競技開始まで、残り僅か。
2人は保健室につくと、着替えを二着頂いて、競技場へと赴いた。
そこには実行委員が玉入れの準備として大量の玉をばらまく姿と、
そのもう少し後ろで、常盤台中学のお嬢様方が優雅に競技前のティータイムをしている。
「な!おい土御門、敵は常盤台だぞ!?気を抜いたらオリアナどころじゃなくなる!」
「分かってる!気張っていくぞ、カミやん!術式もそうだが、流れ超能力にやられないようにな!」
相手は常盤台中学。
見た目はお嬢様と言う事で、観客席から向けられたカメラも多い。
それは単純に華があるということだろうが、学園都市を知る者にとってはそうではない。
何せ最低でも強能力者(レベル3)、最高は超能力者(レベル5)を有する学校だ。
それを相手にするという事で、上条達が居る側の学生達はその数2000に及ぶと言うのに、
何処か負け戦に赴くかのような、悲壮な死相に満ちた顔をしていた。
常盤台中学側から見ても、彼らからどんよりした雰囲気が感じられる。
今回も大丈夫そうですわね、と言うのが彼女らの総意だ。
そんな中、彼女達の中でも最も強いとされる能力者だけが、動揺を隠せない顔をしていた。
(な、何で高校生のあいつが中学生に混ざって私達の敵にまわってんのよー!!?)
御坂美琴は困惑した。
どれだけ負けにさせたいのか、理解が追いつかなかった。
だがしかし、これだけは分かる。
(敵に回るなら、倒すまで!!)
ギンッと強い意志を持った目で上条を見据えると、その視線に気付いた上条は気まずそうな顔をする。
「うげっ御坂かよ……」
「いや、あれも常盤台なんだから、居るのは当然だぜい?覚悟した方がいいんじゃねーのか?
ありゃどう見てもカミやんだけを狙ってる目だ」
「うぐう……や、やってやります事よ!」
上条はヤケクソ気味に叫ぶ。それに押され周りの生徒達も戦意を上昇させた。
何だか上条に共感の念を抱いたらしい。無駄なカリスマの発揮である。
そうして、高校生2人を交えた玉入れは開幕する。
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