288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/15(月) 09:09:47.49 ID:BjnNGAqgo
・・・
「あの人が桐条さんだったのね……一方通行恋の季節と思ったのに」
「何か、変な想像をしてたミサカ達が馬鹿みたいですね。
と、ミサカは信じてたぜ一方通行とサムズアップします」
「てっきり、一方通行ンの彼女参加と思ったのに、残念クマー」
「but、聞き耳立ててたの完全にバレてたのが恥ずかしいわ。
人目もはばからずにしてたのに」
「……人目はもォ少しはばかれよ」
やはりというか、やはり勘違いをしていたようだ。
御坂美琴と9982号に関しては桐条美鶴の事は話していたはずなのだが。
「いや、あんな美人なんて聞いてないわよ」
「むしろあんな美人と一方通行がフォーリンラブ何てあり得ませんよね。
と、ミサカは冷静に考えればそうだと納得します」
「ハァ……」
何のために『全員』を病室から追いだしたのか、その意味を深く考えなかったようだ。
いや、深く考えなかったというより勘違いをしてしまったと言った方が正しいだろうか。
一方通行は軽く溜息をつくと、本題に入る事にした。
もちろん学園都市が行っている実験と、その内容についてだ。
人工的にペルソナを扱えるようにする実験。
以前布束砥信が受けていた実験で、他にもそれを受けている人間が居るそうだ。
「人工のペルソナ使いが他に居る……
therefore、その人ないしは人達が私達の前に立ちはだかるかもしれないって事ね」
事情を理解した布束は少し考えるしぐさをしながら口を開いた。
その言葉を聞いて、一方通行や9982号は布束に同意するように頷くが、御坂は納得できないような顔をする。
クマは良くわかってないようだ。
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