291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/15(月) 09:13:04.52 ID:BjnNGAqgo
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時は大覇星祭初日にまでさかのぼる。
ステイル=マグヌスは『使徒十字』とそれを取り巻く魔術師達を何とかすべく、学園都市を動き回っていた。
上条当麻やインデックスの協力もあり、『運び屋』オリアナ=トムソンの捕獲に成功する。
しかし、もう1人この事件の首謀者であるリドヴィア=ロレンツェッティは逃がしてしまったが、
あの最大主教(バカ)の事だから何か対策は講じているのだろう。
ステイルは早々に追撃を切り上げると、学園都市の周りで潜入しようとする魔術師達を撃退すると言う部隊を見学しに行くことにした。
その部隊の手に余るようなら力を添えようと考えながら現場へと向かうのだが。
「あぁ?なんだテメェ、誰だ?」
そこには部隊とそれを率いる代表者らしき男が居た。
随分と人相の悪い男だ、とステイルは内心毒づくが恐らく話は通っているはずだと考えイギリス清教を名乗る。
「お?てことはあんたらの代表がうちらにこの戦場を用意してくれたって事になるなぁ。
そうだ、俺は木原数多ってんだ。会う事はもうねぇだろうが、ヨロシク」
「そう言う事になるね……というか、この様子だと戦闘はもう終わったのかい?」
ステイルの心配は杞憂だったらしく、魔術師達は既に始末していたようだ。
ある程度有能な連中を使った、と言う事かと1人納得するステイルを値踏みするように木原数多は赤毛の神父を見ている。
そんな木原の視線を受け、ステイルはピクリと反応を示すが表情には表わさず、
タバコを吸いながら木原の返答を待った。
「あぁ。大した事の無い奴らだったぜ。死体は適当に処分するが構わねぇか?」
「問題無いと思うよ。死体の処分に関しては何も言われなかったからね。
そちらで何とかしてくれると言うのならお言葉に甘えさせてもらおうか」
「そーかそーか、それなら任されよーじゃねぇの。
ま、そぉいう訳でこっちも仕事が山盛りなんでね。ここいらでお暇させてもらうぜー」
ヒラヒラと軽く手を振って早々に立ち去っていく木原を見て、
何となくステイルは違和感を覚えたが何も言わない事にする。
ステイルの見た木原の率いる部隊には、大人しかいなかった。
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