337: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/21(日) 16:22:30.24 ID:SBeSs2W4o
そして本日、九月三十日。
(春上さんは今日も早々に帰ってしまいました……)
初春飾利は決めた。
(木山さんに、直接話を聞きに行きます!)
―――直接、『幻想御手』及び『暴走能力の法則解析用誘爆実験』に関わっていた木山春生に、直接話を聞きに行く。
……そのように決意を固めたのに。
「うーいーはーるぅー!!」
「にゃああああ!!?」
出鼻をスカートめくりにて挫かれた。
男子の目もあるこの学内にて堂々とジャッジメントたる初春のスカートをめくると言う行為。
明らかなセクハラで、ジャッジメントとして動いてもおかしくは無いのだが。
「何するんですか佐天さん!!?」
「いやあ、初春がずーっと考え事ばっかしてて構ってくれないからさあ……
それにしても、今日は水色のストライプかあ」
スカートめくりをした張本人、それはクラスメイトの佐天涙子。
彼女は初春の友人であり、女子でもある為セクハラとして捕まえる訳にもいかない。
とはいえ、衆目を集めるような雄叫びと同時にスカートめくり。
初春は佐天への抗議をしながら、めくられたスカートを元に戻す。
周りの生徒達も最早見慣れた光景らしく、
女子は初春と佐天の2人をチラッと見て、男子は初春の下半身を凝視し、視線を逸らして行った。
いつもの学校での、いつもの日常。
その中に、初春の友達が1人、足りない。
この事実が初春の心を締め付け、決意をさらに固めることとなる。
「佐天さん、話があります」
「何々?どーしたのそんな改まって?」
初春の表情が急激に真剣なものに変化し、それを察した佐天も軽い口調ではあるが表情を硬くした。
そして、初春は語る。ここ最近感じていた違和感について。
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