357: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/22(月) 18:47:13.13 ID:s41Jc9Bko
フレンダはサバ缶を食べ終わると、手持無沙汰になったのか何とは無しにメニューを広げていた。
するとメニューの最初に、
「本日九月三十日から1週間は、魚フェアー!」
と言う見出しと共に様々な魚をメインにした品ぞろえが描かれている。
それを見たフレンダはいじける浜面をいじることを止め麦野にそれを見せながら、
「麦野!これ見てよ!鮭のムニエルが美味しそうって訳よ!」
それを見た麦野は先程までの鬼がマジギレ5秒前の様な表情から、
一気に可愛らしい少女が可愛い人形でも見つけたかのような表情に変貌を遂げた。
麦野は何も言わずフレンダに対しサムズアップしながら、
もう片方の手で店員呼び出しボタンを押す。
すると、先程麦野の叫びに吃驚した店員がムスッとしながらやって来た。
「……やっとドリンクバー以外に注文する気になったのかな?」
店員の文句は最もなもので、
彼女らはドリンクバーだけでワイワイと騒ぎながら持ちこんだ食べ物を食べていたのだ。
ドリンクバーのみ、と言う注文は良くあるのだが、更に食べ物を持ち込む人間はそうはいない。
更には先程の麦野の声のせいで皿を割ってしまったのだから、
彼女達に良い思いを抱くと言うのは無理だろう。
とはいえ、それをあからさまに不機嫌な口調で客に対して表すと言うのは、店員としてどうなのか。
「あー、ごめんなインデックス。こいつらホントに我が強い奴らでさ、俺じゃあ止める事はできねーらしい」
「大丈夫だよ、しあげ。私も最初から期待していなかったから」
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