389: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/24(水) 17:43:54.21 ID:VIc86ugYo
「あーあーあー、面倒くせえことしやがって。
ドヤ顔してる暇あったらさっさとクソガキすり潰しとけばよかったわぁ。
つぅか誰が回収すると思ってんだよテメェはよ、俺はしねぇけど」
「どうしますか」
そんな中、部下の1人が木原の耳元で指示を仰ぐべく小さく話す。
木原が指示を出そうとした瞬間、再びアスファルトが舞い上がった。
「だぁー……ホントしつけークソガキだな。
んだよあのしぶとさゴキブリか?それとも油汚れかぁ?
ホウ酸団子かジョイ君もってこねーとな」
冗談を軽く呟くと、ボリボリと頭を掻きながら今度は部下への指示を出す。
「班を三つに分けろ。本命追うのと俺とここに残るの、後処理するの三つだ。
異論反論ある奴は後で聞く。殺すけど」
それだけ聞くと、部下達は迅速に動き出した。
随分と統率されている動きだが、これは単に木原に対する恐怖から来ている。
それはさておき、数人の部下を残した木原は無駄なあがきを続ける一方通行へと向く。
「木原くンよォ……ちっとばっか早漏すぎねェ?まだ終わっちゃいねェぞコラァ!!」
「ハッ!!テメェが1人でイッちまったからどうしようか悩んでたとこだっつーの!!
グダグダ言ってねぇでとっととかかってこいやぁ!!」
鬼の様な形相で、2人は肉薄する。
一方通行は左手で止血を施しているので、思い切り右手でストレートを放つ。
とにかく、木原が動く事がマズい。
なるべく時間を稼ぐ為に、木原をこの場に縛りつける為に、得意でない肉弾戦をする。
そんな意志が見え隠れする中で、木原は一方通行の思惑に乗ったのか、
笑いながらこちらも左腕を振りかぶった。
そして、交差する拳。
片方が、大きく仰け反った。
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