401: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/25(木) 00:51:16.77 ID:ygwqLV1Vo
「成程なァ……」
それでも、一方通行が木原の攻撃法に気付くのには、十分だった。
「今、明らかに俺は殴られなかったが……
成程、反射を貫いていたのは、拳を反射する瞬間に引き戻してたからかァ……
普通、考えついてもそンな事するかァ?
失敗したら拳ぐちゃぐちゃになるじゃねェか、狂ってンなァオイ!」
攻撃方法がバレた。しかし、それがどうした?
意図的に反射を切ろうとも、
一方通行の思考パターンなら完璧に読み取る自信はある。
先程の偶然程度では木原の理論は揺るがない。
一方通行は口から血の混じった唾を吐きだしながらも、
ニヤニヤと木原に向かって笑いかけるが、木原もまたニヤリと笑った。
「ギャハハ!たった一度の偶然程度に喜んでんじゃねえよ!!
そっこーでひねり潰してすり潰して肉団子にして好色家にでも売り飛ばしてやるよ!!
つぅかあのガキ放っておいたらうちのクソ共がさっさと捕獲しちまうぜ?
追わなくていいのか?まぁ邪魔するけどよ」
「ハッ!!だったらこっちはお前の四肢を千切り飛ばして達磨さんにして
石膏で固めた後石像にして東京湾の海の底に沈めてやンよ!!!
てか、お前の事そっこーでブッつぶせばそれで万事オーケーだろォが!!!」
「言ってろクソガキ!!」
「吠えてろオッサン!!」
「「ぶち殺すぞクソ野郎ォオォォオオォォォ!!!」」
舌戦は再び殴り合いへと発展。
二つの影は一つになり拳が交錯を始めた。
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