421: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/27(土) 21:51:36.29 ID:xDGXGo14o
「クソガキにしちゃあ、まぁまぁの作戦考えたじゃねえか!
お前は弱いんだからその位しねぇと俺には及ばねえんだよ!やっと気付いたか!!」
「ハァ……御託並べてねェでとっとと来いよ、お望み通りさっさと終わらせてやるからよォ……」
「まあ、その策は悪手だけどなぁ……
だったら、こっちから動かなきゃいいじゃねぇか。
オラまだ動けるだろーが、かかってこいよ!
こねーなら俺はあのガキ捕まえるまで仮眠でもとるかぁ!!?」
とは言え、この策は完全に受け身。
木原がそれに付き合う理由など存在しない。
ならば一方通行の策など、無視すれば良い。
捨て身の策は、決死の策は、一瞬にして瓦解してしまった。
そして、一方通行は。
「クソッ……たれがァァァ!!!!」
「そーだぜ一方通行!!
亀が甲羅にこもってるだけじゃあ勝てるもんも勝てねーってもんだ!!
まあ、どっちにしても勝たすつもりなんざねーけどなぁ!!!」
このまま戦うのなら、最早詰みだった。
とはいえ、逃げると言う選択肢は頭になく。
しかし、そんな一方通行を動かす出来事が起きた。
「そこで、何をしているの?」
思わぬ方向から声がかかり、木原も一方通行もそちらを振り向いた。
距離はおよそ20m程だろうか、木原と一方通行が相対している大通りの脇道から
不意に出てきたその少女は、とても長い銀髪で修道服を身に包んでいる。
一方通行ともなじみのあるその少女の名は。
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