428: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/27(土) 21:58:21.75 ID:xDGXGo14o
「……おい、何するつもりだ?」
「私が奴らを相手するから、その隙に逃げて」
「……そんなことできる訳ねぇだろうが。奴らだってあれで戦力のすべてとは限らないんだ、
お前がレベル5の超能力者だからって長距離から狙撃されてそれを回避できるのか?」
確かに、いつまでもここに隠れてやり過ごせるかと言ったらどう考えても無理だろう。
何せ、相手はプロなのだから。
何か指紋や血痕を調べているのか、薬品の様なものをばらまいている。
そこまでする相手だ。こんなに近くに潜んでいる事自体が奇跡だ。
そんな相手が真正面から戦ってくれるのか?
そんな訳が無いだろう。
「分かってるわよ、だけどね」
雨は私の領域だから、あんたらが居ると邪魔なの。
御坂は突き放すように告げると、車から顔を出し、そのまま男達へと近づいて行く。
まるでアンチスキルに助けを求める少女のように。瞬間、
紫電が辺りを駆け巡った。
ここまでされて、最早この場に居る訳にはいかなかった。
855Res/840.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。