過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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461: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/29(月) 23:15:43.14 ID:oqJcByqvo
・・・

「さァて……」

まずは上条当麻と御坂美琴の安否が知りたい。
とりあえず上条の電話にかけたが、誰も出なかった。

それだけで不安を煽るものであるが、
とりあえず御坂にも電話をするべく硬貨を入れる。

すると今度は繋がった。

一先ず御坂は無事そうだ、と言う事実に安堵しながら口を開く。

『御坂、無事か?』

『その声、一方通行?……その口ぶりだと、あんたも無事そうね』

実際は胸がぱっくりと開いていてそれを無理矢理閉じているという状態なのだが、
気を抜くとすぐに傷口から血も抜ける。

しかし、そんな重症な状態だと微塵も感じさせない一方通行の口調に、
御坂は安心したように溜息をついた。

『ただ、上条と連絡がつかねェ。何処行ったかわかンねェか?』

『ごめん、途中まで打ち止めと一緒だったんだけど……』

『そりゃ仕方ねェってもンだ。誰が悪いってあのクソ共が悪ィ。
 とりあえず、インデックスの奴も暗部に目をつけられたかもしれねェから、
 あいつはあのカエル顔の医者に匿ってもらってるンだが、戦力に不安がある。
 だからお前にそこでの防衛を頼みてェンだが……』

『あら?てっきり俺1人でやる位言ってくると思ったのに……』

『……そォしてェのは山々なンだがな。ちっとばっか俺の手に余る問題なンだよ。
 とにかく、頼めるかァ?』

『了解〜、頼まれちゃあ行くしかないわね。』

『何でちょっと嬉しそうなンだよ』

『いや、こうやって一方通行から頼みごとされるのって初めてだから……
 何でもかんでも1人でこなしたりこなそうとしたりするし』

『……うるせェさっさとしろォ』

『はいはい、それじゃあね』

何だか楽しそうな雰囲気を醸し出しながら、御坂は電話を切った。
そうして取り残された一方通行は、舌打ちをしながら硬貨を入れる。

続いて芳川桔梗にも連絡を入れるためだ。
恐らく鬼ごっこを終えて9982号も近くに居るはずだと考えながら、電話に出るのを待つ。

しかし出なかった!

チッ、と舌打ちをしながら受話器を置き、
返却された硬貨をもう一度入れ、今度は9982号の電話番号を押す。

しかし出なかった!

一方通行は叩きつけるように受話器を置いて、硬貨をポケットに突っ込み公衆電話を後にした。

(なンであいつらは電話に出ねェンだよ!!)

ひょっとしたらあいつらにも何かあったのだろうか。

そんな嫌な予感が脳裏によぎりながらも、
とりあえずテレビの中に言って何か異常が無いか調べに行く事にした。


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