過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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463: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/29(月) 23:17:51.15 ID:oqJcByqvo
・・・

風が、吹き荒れていた。

それは一方通行や布束砥信のペルソナに
勝るとも劣らないレベルの風だと、上条当麻は感じている。

その風は辺りに溜まっている雨水や地面へと落ちようとしている
雨粒すら吹き飛ばし、局地的に雨が降って来ない空間を生み出していた。

そして吹き飛ばされた雨は、何処かの店の看板やら駐車されていた車両やらと共に上条に襲いかかる。

そんな中で上条は回避できないと反射的に判断して、
オケアノスのブフーラによる人工の氷壁を作りだし防御に回った。

何とか逃げ切ろうとか思っていたのに、力を使わざるを得ない。

(どうする!?逃げる!?いや、既に逃げ切れてねぇし!!
 かといって、あんな風を使われたら、成す術なく吹き飛ばされるんじゃんかよ!?)

そして何より、『頭に召喚器を突きつける』という過程が圧倒的なまでに隙を作ってしまう。

テレビの中では仲間達も居たからその隙を無くす事も出来たし、
オリアナ=トムソンの時は事前にある程度の情報―オリアナの魔術について
知っていたからこそ、ペルソナを使って戦う事も出来た。

しかし、今相手の力は未知数なのである。

例えば今使っている風も、全力ではないかもしれないし、
それ以上の魔術を行使して来る可能性もある。

そして何より、アンチスキルが事ごとく意識を奪われたという現実。

どう見ても隠し玉があると言っているようなものだ。
少なくとも、打ち止めが遠くに移動するまでは相対して戦う気にはならない。


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