過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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492: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/31(水) 18:37:09.22 ID:Av3vpw7Go
・・・

木山春生の本職は研究職である。

色々あって今は木原数多と言う男が所有する研究所に
半ば監禁状態で押し込まれているが、厳重に拘束されたり監視されたりはしておらず、
所内ならば自由に動いていいと言うのでそれに従って彼女も自由に動いている。

一応この研究所にはシャワールームも仮眠室も、
更には娯楽室としてビリヤードやら卓球やらゲームやらが出来ると言う
何だか研究所と言うよりは娯楽施設だなと間違えそうな程過ごしやすい空間であった。

そんな中何か木原の弱みでも握れまいかと、自分の得意分野とする大脳生理学の研究をする傍らで
度々木原の研究室を漁るという暴挙に出ているが、今のところ何も見つかっていない。

と言うよりは、この場では木原にとっても木山にとっても
本当にどうでもいい(表側)の研究しかしていないらしく、
火の無い所に煙は立たないと言うか、本当にこの研究所にはやましい部分が無いらしい。

それ故に木原も木山に対して別に好きに動けばいいと言ったのだろう。

唯一気になる点が今日の夕方頃に、監視の目を付けた上で部屋から出ないように命令された事だ。

確実に裏があると思いながらもそれを調べる事は不可能な状況で、
結局日が落ちた所でようやく解放された為、今日もまた所内をうろうろと徘徊している。

すると、ある異変を察知した。

(今日は誰も居残ってないな……)

ここ木原研究所では「アフターファイブは残らない」をモットーにしているのだが、
それは木原数多のみで他の研究所員は律義に仕事をこなしてから帰る為、
かなりの確率で誰かしら残っている。

しかし、今日に限っては人っ子一人いない。
仮眠室やらシャワールームも行ってみたのだが、誰もいないのだ。

確かに、居残りメンバーが少ない日は存在する。しかし、0と言う日は今まで一度も無かった。
そして今日の監視も相まって、それが酷く不自然なものに感じられる。

(一体何が……)

木山の疑問に答える者は誰もおらず、彼女は1人所内を彷徨う。
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