516: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/09/05(月) 02:34:11.84 ID:GQuHMGOqo
「とか言う砂皿さんよぉ、アンタ今日一回もあがってねーじゃん。
その代わり放銃もしてないけどさ」
「……む」
「とか言う垣根さんは僕から何回上がられたのさ?
大物狙いか何か知らないけど、狙い撃ちさ、そんなのは(←?)」
「……良いぜゴーグル野郎、てめーが何度も
俺から上がれるってんなら、まずはそのふざけた常識ぶち壊す」
そう。
「隠れ家で待機してろ」と言われて、こうしてダラダラと待機しているのだ。
ついでに『アイテム』によって潰されたスナイパーの代わりとの顔合わせも行った。
しかし、顔合わせに何時間もかかる訳も無く、
上からの指示が来るまでどうしようか話し合う事にした。
そうして始まったのが、麻雀。
隠れ家の中でじゃらじゃらと麻雀牌がぶつかり合う音が響き渡る。
ここは雀荘では無いので、自動の麻雀卓は置いてない。
少し早目のこたつに麻雀用のゴムマットを乗っけただけの簡易的なものだ。
ドレスの少女はすっかり白熱した様子で、
メラメラとゴーグルの少年に対して対抗意識を燃やしていた。
「見てなさいよね……その早上がりが、巨大な「ツキ」の偏りを生むみたいな事を
燃牌って漫画が言ってたんだから……!」
「あ、それ読んだ読んだ。4巻だか5巻だっけ?面白かったよねー。
でも実際にそんな事が起きてないから今の状況じゃない?」
て言うか、あの漫画のは自動卓だしね。とゴーグルの少年。
「ぐぬぬ……」
そんな突っ込みに対して、ドレスの少女は何も言い返せずに呻いた。
しかし、垣根がドレスの少女をたしなめながら、
「まあまあ、落ちつけよ。あのゴーグルに俺達の点棒
剣山のように突き刺してやろうぜ、勿論麻雀でな」
「え?それって僕に点棒献上してくれるってこと?しまったなー、お金かければよかったよ」
「……言ったなクソったれ、金賭けるぞデカピンくれー行っとくか?」
「乗ったわ!」
「僕は構わないよ」
「……問題ない」
一応、この場に待機しておくと言うのも任務の一つなのだが、
そんな事は頭の隅っこに追いやって、全力で麻雀を始めるスクールのメンバーだった。
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