580: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/09/16(金) 11:35:33.30 ID:61qfjt2Qo
「アンタ、さっきの剣持ったデカブツはどーしたっての?」
「あ?……あれ」
上条の背後に居たペルソナ。
それは今まで暴走時に上条の身体を乗っ取っていた存在の、クロノスと呼ばれるペルソナで。
今は上条の指示を待っているかのように静かに佇んでいた。
「んん……?オケアノス!」
何か怖い。チェンジ。
そんなことを思いながらオケアノスの名を叫ぶ。
すると今までお世話になった、剣を持ったペルソナが現れた。
「おー、これこれ……」
とここで、上条の動きが止まる。
ヴェントは一体何なんだ、と言った様子でジッと上条の事を眺めていた。
そして、当の上条は心の中に響き渡る声を聞いていた。
それは先程まで殴り合っていた自身の片割れの声。
と言ってもそれはヴェントが知る由も無い事なので、
ヴェントからしたら何も無いのにしきりにうんうんと頷く上条の姿しかなく、何だか気味が悪い。
そうしてようやく上条は動き出す。
「よし、それなら行くか!ユースティティア!ジオンガ!」
「なっ!?」
すると今度もまた別の異形が現れ、紫電がヴェントへと向かって解き放たれる。
ヴェントは瞬間的に風を操り雨水をも操ることで上条の電撃を雨水で受け止め、
電流の流れる方向を逸らすことで攻撃を受け止めたのだが、
ヴェントの表情は驚愕に染められていた。
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