592: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/09/18(日) 23:41:30.94 ID:lqTf1nfxo
「……ブフッ、「ペルソナァ!」ですって」
それを見た芳川は思わず噴き出す。
あたかも結果が分かっていた上で、
9982号の言葉を止めることが無かったかのように。
芳川の笑いを見た9982号は、羞恥に顔を赤らめながらも芳川に対して文句を言った。
「どーいうことですか!!説明を要求します!と、ミサカは芳川に苦言を呈します!!」
「この感覚はね、私がペルソナを使えるようになる前に感じた感覚なの。
あれを使えるようになってからはもう少し鋭敏な感じになったわ。
でなきゃここまでシャドウの接近を許すはずが無いじゃない」
9982号にもわかるように、簡単に説明する芳川。
しかし、芳川の言葉通りにシャドウは着実にこちらへと這い寄ってきていた。
「な、成程ですね……ってことはミサカの能力だよりって事ですか?!」
「そう言う事。まあ、レベル2とか3で何処までいけるか……試してみる?」
「いえ、逃げます」
「その言葉が聞きたかった」
同時に、2人は同じ方向に走り出す。
今度は2人とも逃走する為に。
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