625: ◆DAbxBtgEsc
2011/09/29(木) 13:02:48.20 ID:ILBBzcqxo
・・・
一方、特別課外活動部のもう半分はと言うと。
「ふむ……シャドウ自体はあまり強力なものではない、か……」
「しかしこんなイレギュラーの中だ。たまたま弱い奴に当たっただけかもしれん」
「まー楽な分には良いっすけどね、でも何か拍子抜けっつーか」
「じゅんぺーはそーやって気を抜くから足元すくわれるのよ」
丁度戦闘を終えたようだが、気合い入れた割にはシャドウ自体は強くなかった。
この位の敵なら4人がそれぞれ単独行動しても問題無い考えてしまう程に。
しかし、どんな不足な事態があるかわからないからこそ4人1組のパーティを組んだのだ。
一先ず山岸風香達の状況を聞いてから方針を考えることにしたのか、
桐条美鶴は無線を取り出して連絡を飛ばしてみる事にする。
『山岸か、そっちは大丈夫か?』
『はい、今のところ問題はありません。
とりあえずあの光の翼を目指して移動しようかと思います』
どうやら無事のようだ。
今のところは問題無いようで(この状況が既に問題なのだが)、安心したように軽く息を吐いた。
『成程、君が直接あの光の翼を見た方がよさそうだな……
それならこちらは鈴科や他に無事な人が居ないか探す事にしよう』
『わかりました、気をつけて下さいね』
『ああ、ありがとう。そちらもな』
無線を切る。
それと同時に3人の方を向き再び口を開いた。
「山岸達はあの翼を目指すらしいから、
我々は鈴科や他に無事な人間が居ないか探そうと思うんだが…」
「それが良いだろうな」「ですね」「ですな」
その言葉に3人は同意する。
折角別れたのに同じ場所を目指しても仕方あるまいだろう。
どうやら3人も同じことを考えたらしく、光の翼に関しては一先ず山岸達に任せることにし、
自分達はこのまま探索を続ける事にしたのだった。
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