過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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629: ◆DAbxBtgEsc
2011/09/29(木) 13:07:45.14 ID:ILBBzcqxo
「成程、超能力か……それで、君達は私達に何の用かな?
 おっと、自己紹介がまだだったな。私は桐条美鶴と言う者だ」

警戒は解けないが、敵と確定した訳でも無い。
なるべく敵対はしたくない為まずは対話から入る事にする。
そんな美鶴を見た垣根は感心したようにほうと息を吐いた。

「へぇ……この潰れた何かを見ても動揺はない、か……
 てこたあこいつが何か、俺よりも知ってるってことだな。
 そんでご丁寧にアリガトウ。俺の名は垣根提督だ」

一発目でジャックポットだ。それを感じた垣根はニヤリと笑う。

その意味深な笑みは4人の警戒を引き上げるに十分なもので、
いつでも動けるように各々が召喚器をギュッと握りしめていた。

一見拳銃にしか見えないそれをしっかり握っている4人を見た垣根は、
拳銃など効かないのにとか思いながらも情報を引き出すべく口を開く。

「あー、待て待て別に敵対するつもりはねぇよ。
 俺らだって訳もわからずこの何か良くわからんのに襲われたんだからよ。
 とりあえず、情報が欲しい。俺がお前らにやれる情報はないかもしれねぇけどよ」

威圧を解くように両手を上げて攻撃意志の否定をする。
それにより少しだけ警戒心を解いた美鶴が再び口を開いた。

「成程な……まず、君が今倒したのは『シャドウ』と呼ばれるモノだ。
 そしてそのシャドウが現れる時間の事を『影時間』と呼び、
 普通の人間にはその時間を感知する事は出来ない。
 それを証明するのが、棺桶なのだが……」

「棺桶……納得。だからあいつらは棺桶になってんのか。
 その口ぶりだとむしろ棺桶の奴らの方が安全ってことだよな?」

「ひょっとして君達の知り合いも棺桶になったのか?
 だとしたら安心して欲しい、その通りだからだ。
 しかし、私達はこうして動くことが出来るんだが……」

「棺桶になってる奴とお前らに、何か違いと言うか明確な差があるってことだな?」

「そうだ。理解が早くて助かる」


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