過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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633: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/09/29(木) 13:13:17.38 ID:ILBBzcqxo
(……上手いことこいつらの中に混ざれたな)

一方で垣根は岳羽や伊織の相手を適当にこなしつつ、
頭では別の事を考えていた。

(ペルソナ……明らかに学園都市の中で見られる異能とはまた一線を画した代物に見える)

(表も裏もそれなりに見てきた俺ですら、
 「頭に拳銃突きつけて異形を召喚する」なんて超能力は初めて見たしな……)

垣根が求める『黄昏の羽根』が美鶴達の手にした召喚器の中に内蔵されている、と言う事を彼は知らない。
故にこのペルソナと言う力が『絶対能力進化実験』の要である、と言う事にも気付けず。

兎にも角にも今の垣根には、あらゆる点で情報が足りてなかった。

ペルソナにシャドウに影時間。
いくら思考を巡らせようとも知らない事は分からないのだ。

(だったらこいつらに着いてった方が色々と分かることもあるかもしれないな)

そんな垣根なのだが、一つだけ仮定を頭の中に浮かべることが出来ていた。

(……棺桶になる奴とならない奴の条件……)

先程、美鶴は『ペルソナ』を使えるか否かと言ってはいたのだが。

確かにそれも正解なのだろう。
しかしここは学園都市、超能力者の住む街だ。

それを知る垣根は、別の正解を頭に思い浮かべていた。

(それの証明には他に無事な奴を探す必要があるな……)

だとすると、美鶴達と共に行動し人を探すと言うのはやはり有効だろう。
そんな訳で岳羽や伊織の提案を受け入れ、しばらく一緒に行動する事にしたのだった。


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