過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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642: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/01(土) 07:01:05.15 ID:CDROJ70Ho
「レガシィィイイィィィイィイ!!?」

思わず絹旗も声を上げた。心からの悲しみを表現するかのように。

何せ短い間とはいえ戦闘を共にした相棒(戦友)をこうもあっさり真っ二つにされてしまったのだから。
そしてその怒りは絹旗の視線の先に居るシャドウへと向かう。

「超良い度胸ですね、私の大事な超戦友をぶっ壊してくれるなンて」

いや、あれはお前のじゃない。

そんな突っ込みが何処からともなく聞こえてきそうなものだったが、
それはともかく絹旗の目の前にはマドハンドに大剣を持たせたような異形が3体居た。

その名を『判決の剣』。恐らく3体のうちどれかの剣によってレガシィは分割されてしまったのだろう。
絹旗は、必ず仇は取ると心に誓ってガードレールを手に取ったのだった。

「何やってんだアイツは……」

小さく溜息をつきながら次々とシャドウを倒して行く麦野。

如何に効率よく、如何に早く、如何に多く倒すかだけを頭に入れて、
ひたすらシューティングゲーム感覚でシャドウを消し飛ばしていたのだが、突如としてシャドウの動きが止まる。

「……?」

今までは有無を言わさず襲って来たというのに、
今更どうしたのだと言った怪訝そうな表情を浮かべる麦野だったが、
シャドウ達の動きが止まった原因がすぐに分かった。

「「……」」

それは3体の巨人。
明らかにそこらのシャドウとは別格の力を持ったそれは、
周りのシャドウをおびえさせるに十分な威圧感を放っている。

その名は『平衡の巨人』。全身が城壁で造られたかのようで、
その手には判決の剣程ではないがかなりの業物が握られていた。


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