過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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647: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/01(土) 07:06:29.87 ID:CDROJ70Ho
どうしたものか。
全く方針が思い浮かばない。

歩きまわっても泥沼に沈んで行く気がするし、
かといって動かなくてもシャドウに気付かれればアウトだ。

更に致命的なのは、シャドウが居るのにこっちはペルソナを使えないと言う事実。
やはり『召喚器』が関係している、と言う事なのだろう。

「全く、ハードモードすぎじゃね?と、ミサカは愚痴ってみます」

「ちょっとしたバイオハザードね」

「他人事みたいに言わないでくださいよ、あなたも当事者なんですし」

「て言ってもねぇ……ペルソナ使えないなら出番は無いかなって……」

「そんなんミサカも同じですよ……」

「「……はぁ」」

とりあえず誰か居ないか探すしかないだろう。
そのような事を芳川が提案しようとした瞬間、それは起きた。

立ち上る、二つの光。
一つは雷光、一つは光線。

曲がりくねって拡散する紫電と、真っすぐに拡散する光線。
とりあえず眼に見えた二つの地点には何かがある、と言う事だろう。

「これは……」

「行くしかありませんね。と、ミサカは芳川の言葉を引き継ぎます」

その言葉に、否定する理由が無かった。


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