649: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/01(土) 07:07:59.62 ID:CDROJ70Ho
・・・
「あーもう!何やってるのよ、インデックスの奴!!」
光の翼だけでなく、御坂美琴が扱う電撃の様な紫電と、
電撃使いである御坂だからこそわかった事だが
もう一つの光線もまた電子を扱ったものである攻撃であり、
それら二つをみて驚きを示している瞬間に自身の制止を振り切ってインデックスが外へと行ってしまった。
追おうにもここには護るべき患者が大勢いる。
どちらかを選べ、などと言うのは御坂には少し酷だろう。
一先ず判断に迷ったので他の妹達やゲコ太先生に相談しようと思って妹達の下へ向かったのだが。
「どうしたの!?」
そこには無造作に倒れ伏している10032号、10039号、13577号の姿があった。
すぐさま3人に駆け寄る御坂だったが、呼吸はしっかりしている為、
何らかの原因で身体が動かせなくなっている事が見て取れた。
(とにかくゲコ太先生を……)
あの医者なら何か分かるかも、そう考えて病院車の中に駆け込んだのだが。
「!?」
そこには異様な棺桶しか存在しなかった。
「なに……これ……?」
敵襲?ありえない。
気配も影も形もなにも感じられなかった。
確かに、インデックスと口論している最中に何か違和感を覚えたのだが、
インデックスを引きとめることで頭がいっぱいだった為にそちらに関して頭が回っていなかった。
恐らく、その違和感がこの現象の正体で。
モゾリ、と何かが蠢く音が病院車の外で聞こえた。
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