659: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/03(月) 07:52:58.37 ID:avVsFyI5o
・・・
<天上楽土F1>
「よォやく来たか……」
先導するクマと布束砥信の後ろから、恐る恐る歩みを進める6人。
そのうち5人は木山春生の教え子で、残りの1人は教え子の1人の友人。
「おーっす一方通行ン!待った〜?」
「あァ、あくびが出る程になァ」
ようやく動ける。
そう感じた一方通行は一同が無事な事に少しだけ安堵しながら口を開いた。
「well、木山春生も居るわ。皆行かないの?」
いつの間に仲良くなったのか、布束が子供達の先導をしていた。
一方通行は、顔に似合わず布束は保母さんとか似合うんじゃねェ?
とか思ったりしていたのだが、どうにもその子供達が動く気配が無い。
「お、お前達……どうしたんだ……?」
思わず木山が尋ねる。
すると子供達はビクンと肩を震わせた。
まるで悪さがばれてしまった時のように。
「あの……私達……先生とは一緒に行けません」
「な!?……どうして……?」
枝先絆理が木山に対して放ったのは、拒絶の言葉。
木山は驚きのあまり声を荒げるが、
ぶんぶんと顔を振り落ちつけると続いて優しく尋ねた。
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