690: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/11(火) 09:30:09.23 ID:4b9YOKk+o
「うおっ、ホントにテレビから出てきた」
一方通行がテレビから戻って来た時に聞いた第一声がこれだ。
そしてその声に聞き覚えがあるなと思ったら伊織順平だった。
どうやら桐条美鶴と愉快な仲間達の一部もこの場に来ているようだ。
はっきり言って狭い。この後クマや布束砥信、木山春生だけでなくその教え子らも出てくる予定なのに既にこの人口密度。
辺りを見渡すと右から岳羽ゆかり、真田明彦に伊織、美鶴に9982号、芳川桔梗に上条当麻。
そして……第二位とドレスを着た女。
こんなボロに何の用だろうか。全くをもって意味がわからない。
何やらやけに敵愾心向きだしな第二位の視線を無視しつつ
一方通行はこの状況について尋ねる事にした。
「で、なンだこの状況はよォ」
「いや、お前の方がどうしたんだよ!?大丈夫か!?」
上条当麻が思わず突っ込みを入れた。
平然としている一方通行に対し垣根やドレスの少女を除いた他の一同の顔は青い。
何せ一方通行の胸元からは大きく血の跡が出来ているからだ。
明らかに傷は深い。だと言うのにその声は落ちついている。
そのギャップが更に不安を煽る要因になっているようだったが、
一方通行がとりあえず無事であると言う事を説明したことでようやく落ち着きを取り戻した。
そして一方通行の質問に対して美鶴が現状をまとめる。
「学園都市に起きている状況をどうすべきか話し合う場を設けた、とでも言おうか」
「何?」
学園都市に影時間が訪れたのは一方通行がテレビの中に入った後の為に、
今現在学園都市を取り巻く環境について何も知らない。
故にそれについて尋ねようとするのだが。
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