693: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/11(火) 09:33:17.13 ID:4b9YOKk+o
「とりあえず9982号、お前はミサカネットワークから打ち止めの場所を割り出すとか出来ねェのか?」
「残念ながら無理ですね、上位個体からの命令文が何処から送られているのか分からないようにプロテクトをかけてあります」
「そォか……」
9982号から打ち止めの位置を逆探知出来るならその方が良かった。
それが叶わないとなれば手段は一つしかない。
「この件、恐らく学園都市上層部……統括理事会も一枚噛んでるはずだ。
そォいう訳だから、俺はそっちを洗ってくる」
美鶴の話を聞く限りではこの場では通常の機器は使えないと言う。
だがしかし、統括理事会もこの件に関わっているのであればそれの対策が為されている可能性も高い。
もちろん統括理事会に歯向かうと言う行為の意味がわからない一方通行では無いが、
そこら辺に関してはどうなんだ、と言う疑問を学園都市組は考えたのだが。
「大丈夫だ、誤魔化す。もみ消す。犯罪はバレなけりゃ犯罪じゃねェ」
ニヤリと笑みを浮かべる。
この一方通行に狙われた統括理事会の人間の方に同情したい。一同は本気でそう思った。
「あー、その前にちょーっと試したい事があるんだけど、良い?」
その声の元に視線が集中する。
発言者は芳川。一同がその発言に対して口を開く前に芳川は続ける。
「ミサカネットワークを『解析』したら打ち止めの居場所を突き止められるかもしれないわ」
成程、と一方通行は思う。
決してそんな設定あったなとかそういうあれはない。決して。
「そう言う訳だから誰か召喚器貸してくれない?」
その言葉に一番近くに居た春上衿衣が反射的に召喚器を差し出した。
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