698: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/11(火) 09:39:15.43 ID:4b9YOKk+o
「そォいやお前らまともに顔合わせしてなかったンだよなァ。
丁度良い機会だから自己紹介でもしてこいよ」
一方通行のあまりに軽い言葉に一同は脱力する。
だがしかし、変に気張るよりかは良いだろう。誰とは無しに噴き出した。
そんな中で話についていけない結標はボケーッとし、
ドレスの少女は垣根の様子を見てクスクスと笑い、当の垣根の表情は暗い。
方針は決まった。後は動くだけだ。
決意を新たにした美鶴は立ち上がり、動き出すべく口を開いた。
「では、時間も押してる事だろうし急ごうか。
木山さん、他の教え子の現在地は把握しておられますか?」
「住所は分かっている。一先ずその場所まで向かおう」
「分かりました、それでは先導をお願いします。子供達とあなたの警護は任せてください」
「俺たちなら対シャドウとしての戦力なら申し分ないはずだ」
「まっかせといて下さいよ!このじゅんぺーさんに!」
「じゅんぺーは頼りにならないけど真田先輩と美鶴先輩は頼りになるから安心してください!」
美鶴に引き続き三者三様に心の準備が整っている事を示した。
それによって美鶴達と子供達は木山が先導するままに部屋を出ていく。
その前に木山は最後に一方通行の方を振り向くと、
「一方通行……すまないな、迷惑をかける」
「さっきも言ったが、気にすンな。精々自由な時間を謳歌すると良い」
「……そうだな、そうさせてもらうよ。少しだけ……疲れたからな」
そして木山は簡単な別れの言葉を述べた後、部屋を出て行った。
これにより部屋の人口密度は大幅に小さくなる。
とりあえず芳川は打ち止めの位置に関してミサカネットワークを『解析』する事で逆算出来ないか実験を始めていた。
そんな中で垣根はこの部屋に一方通行が現れてから初めて口を開いた。
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