719: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/13(木) 23:58:00.47 ID:CIoTymloo
ものすっごい目をキラッキラさせる麦野を見て山岸は少し意地悪げに微笑む。
軽く挑発ともとれる笑みを受け麦野はその挑戦を受けて立つ事にしたのか、
「へぇ……じゃあちょっと貸してほしいなー?」
目の光をキラキラからギラッとしたものに変貌させると、
山岸は苦笑しながらも召喚器を差し出した。
先程山岸達のペルソナやシャドウに関する説明の過程で、
3人+1匹の持つペルソナを見せられている為か絹旗もその光景に目を輝かせながら眺めている。
そしてその召喚器を受け取った瞬間。
「ッ……!!?」
暗部の任務でも味わったことのない濃厚な『死』の気配を感じ取る。
レベル5と言う学園都市が誇る最強の一角。
麦野沈利は今まで圧倒的な力を以って敵を制圧してきた。
その麦野が今、ただの拳銃……それも銃口を樹脂か何かで閉ざされたただの模型に恐れを為している。
普通に召喚していたものだから当たり前のように出来る物と思っていたのに、
手に取るだけで全身に『死』がまとわりついてくる。
しかし、麦野は恐怖以上に『死』を恐れている自分自身に激怒した。
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