755: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/19(水) 20:55:02.97 ID:RF9ZxTn3o
「木ィィ原くゥゥゥンよォォォ!!!」
窓ガラスに蹴りの一つを入れてやると、
容易に砕け散り部屋一面に散らばった。
そして当の木原数多はゆったりと首を回し一方通行の姿を確認すると、
つまらなそうな表情が一変して非常に楽しそうなものへと変貌を遂げた。
「ははは!!やっと来たか一方通行ちゃんよぉ!!ちっとばっか遅ぇんじゃねーのか!?
ガキは見ての通りオネムの時間だぜ!?駄目じゃねえか大声出したら!!」
「そりゃてめーもだろォが!!」
「俺は良いんだよ、悪人だから!そんでテメェは一体何なんだぁ!?
正義の味方気取りでガキ一匹救いに来たんじゃねぇのかよ!!?
全く今更1万人殺した罪を洗い流したいなんて笑わせてくれるよなァ!!?
俺なんかまだ可愛いもんだぜ?ガキ一人昏睡状態にしただけで殺してすらいねぇんだからよ!」
言葉で一方通行の心を折りに来たのか、木原は笑いながら一方通行の過去を抉る。
確かに、後ろめたい気持ちも一方通行にはあるだろう。
しかし、その言葉は、その非難は既に聞いた。
「ンだよ、テメェも第二位の野郎みたいなこと言うのかよ……
悪党ってのはどいつもこいつも漫画の読み過ぎで頭がパーになっちまってンのかァ?」
「あぁ?」
何か思ってたのとリアクションが違う。
木原は訝しげに一方通行を見ると一方通行は非常に冷めた表情を浮かべており、
同じような説教を日に何度も受けたような子供みたいにつまらなそうにしていた。
「特撮のヒーロー物でもあるまいし、
どっちが正義でどっちが悪だとか言い合うのは不毛ってもンだろォが。
打ち止めは助けてェから助けるし、テメェはぶちのめしてェからぶちのめすンだ。
それを正義か悪か、いちいち議論する程俺は暇じゃねェンだ」
だから、と変わらず冷たい瞳を携えたままに一方通行は木原を見据える。
「ここで死ね」
腰に隠していた拳銃を取り出すと迷わず引き鉄を引く。
近くに居たら思わず耳を防ぐほどに大きな銃声と、
程なくして硝煙の臭いが部屋を包み込んだ。
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