810: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/25(火) 02:14:10.68 ID:6/gzPk47o
・・・
「インデックスと打ち止めの事、頼む」
「あ、ちょっと……!」
一方通行は一同の制止を振り切って窓から飛び出した。
まるで何処かに急ぎの用事でもあるかのように。
「オイオーイ、テメェらこいつらに手ェ出すなよー。出したら殺すからなー」
棺桶状態から元に戻った猟犬部隊が一斉に銃を突きつけるのだが、それを木原数多は止めた。
「ま、お前らにゃ一応助けられたっつー形にはなるしな。そこのガキ持ってさっさと消えろ」
シッシと手を振る木原に鉛玉をぶち込んでやりたい衝動にかられる9982号だが、
それをやったら昇天END確定なのでその言葉に甘えそそくさと帰る事にした。
結局ビルの通路を使うのだから最初からそうしたらよかったのに。
そうして女子供の背中を見送った木原は、
召喚器を拾い上げると無造作に部下に投げ渡した。
……良く見ると、実弾入りの拳銃だ。
部下はそれを腰に差すと木原の指示を待ちただ立ちつくす。
「結局あいつらは手札晒すだけ晒して行ったって事だな」
ざまぁ見ろ、と高らかに笑うのだった。
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