過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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818: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/25(火) 02:25:31.31 ID:6/gzPk47o
おまけ

今まで影時間の中では常に気持ち悪い感覚が垣根提督やドレスの少女に付きまとっていたのだが、
ようやく終わりを迎えたらしく目の前にはゴーグルの少年や砂皿緻密が自分の手牌を眺めていた。

するとみるみるうちにゴーグルの顔が青くなって行く。

捨て牌と手牌を見比べ、「ありえない!!!イヤマジで!!」とか思っているに違いない、
と感じた垣根やドレスの少女は笑いをこらえるのに精いっぱいである。

(ザマァ見やがれ!!調子こいて早上がりばっかしてっからそんな目に遭うんだよ!!)

内心笑いが止まらない垣根であるが、
それをやったのはお前だと何処からか突っ込みが入りそうだ。

しかし、イカサマはバレねばイカサマでは無い。

ゴーグルの少年も何が起きたのかさっぱりなので、
絶望感に塗れた顔で真ん丸が二個刻まれた牌を半ば自棄気味に捨てた。

その顔を見て垣根は更に笑う。

(人の不幸の味は蜜の味ってな!ハッハァ!)

ドレスの少女と垣根は互いに顔を見合わせると、この局を流すべく『降り』を選択した。
ゴーグルの少年に続いてドレスの少女も同じくピンズの2を捨て、そして垣根は。

(『東』とか……)

場に2枚捨てられている東を使うなど、そうそう無いだろう。
そもそもテンパイしているかすら怪しい。

(ま、ここまでうまくいってんだ。コレ捨ててもいいだろ)

そうして切った東。
不用意に切った東。

影時間が終わったことで気が抜けていたからだろうか。
普段なら感じ取れていたはずの「殺気」をここで感じ取ることが出来なかった。
いや、感じ取れたのだが、それは牌を捨てた後である。


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