過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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841: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/11/01(火) 16:59:15.32 ID:7XGk9NhVo
「……」

駒場は、スキルアウトの面々だって大事だし、
一方通行達だって能力者だとかそんな事関係無しにこれからも付き合って行きたいと思っている。

故に悩む。
正当防衛ならまだしも、周りの仲間達は無差別に能力者たちへの報復をと考えているのだ。

それをしてしまえば最後、自分は一方通行達とは一緒に居られなくなるだろう。

そんな時、駒場の後ろから声がかかった。

「何悩んでんだよ、駒場さん」

浜面仕上。
駒場が自分の身に何かあった時の次期リーダーをしてもらうつもりである男。
その男は既に腹をくくっているらしく、眉間にしわを寄せながら険しい表情を浮かべている。

「やられたら、やり返す。二度とやられないように、簡単な事じゃねえか」

「……だが」

「だがもかかしもねえよ!仲間があんな目にあって黙ってられるか!!
 ……つっても、駒場さんの気持ちもわからねえでもねえ……。
 だったら簡単で、『能力者狩り』だけを狩れば済む話だ」

それが出来れば話は簡単だ。
しかし事はそう単純ではない。

『能力者狩り』の連中は足がつかないように行動を取っている。
書庫(バンク)に侵入出来れば特定は出来るだろうが……。

学園都市のセキュリティを突破するには
守護神(ゴールキーパー)の包囲網を突破しなければならず、はっきり言って不可能に近い。

「……いや、待てよ……」

駒場は考える。守護神とて人間だ。
噂によると第七学区の風紀委員の一員だとか聞いた事はあるが、それはさておき。

「……原始的な方法になりそうだな」

どうやら浜面も駒場と同じ事を考えていたらしく、その言葉に頷く。

「だけど、最も効果的に俺達の『本気』を見てもらえると思うぜ?」

しかし、その為には人員がいくらあっても足りないだろう。
これ以上被害を増やさない為にも時間もおしている。

「……反撃、開始だ」

何処までも重たく、低い声。
その重圧に周りのスキルアウトは冷汗を流す。
しかし、それこそが、荒くれ者の集団をまとめ上げるにふさわしい。

「「応!!」」

決行は、10月3日。

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